Starterプランから利用できるHubSpotのデータ品質ツール
HubSpot の CRM には、Starterプラン以上を契約していれば利用できるレコードの重複検出やプロパティーの分析機能があります。それがデータ品質です。アクセスは「データ管理」→「データ品質」からできます。
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データ品質ツールで何ができるの?
1.概要

概要タブでは、重複レコードや書式の問題が、指定した期間でどのくらい増減したかをひと目で把握できます。「先週から重複が10件増えてる...」といった変化に気づくのに役立ちます。またプロパティーの使用率についてレポートでざっくりと把握できます。
2. 重複の管理

コンタクトと会社の重複をBreezeが自動検出してくれます。例えば「鈴木一郎」という同姓同名のコンタクト(例.片方が会社アドレス、片方がgmailなど)があった時に検出して、どっち側にマージさせますか?を確認・選択できます。

上の画像は、レビューをクリックした際に表示されるものです。2つのコンタクトを見比べて、どっちのデータを主とするかを選べます。ここに表示させるプロパティーは「確認するプロパティーを設定」から選択できます。
検出された重複は一覧で確認でき、ワンクリックでマージするか、重複ではないと判断して却下するかを選べます。ただ一括で重複をマージしたり、却下するにはDataHubの上位プラン(Pro以上)が必要になってきます。
3. 書式に関する問題の修正

メールアドレスや名前として認識されないテキストが含まれていると、書式の問題として検出、修正候補を提案してくれます。
名前の大文字・小文字だったり、文字数が少ないだとたまに日本語だと問題ない部分も検出して出してくることもありますが、そこは暖かい目で見てあげましょう。
4. データエンリッチメント

コンタクトや会社のレコードに足りない情報を自動で補完してくれます。メールのやり取りや外部データソースから情報を引っ張ってきて、空欄だったプロパティーを埋めてくれるわけです。ただそのデータが信頼できるかは別問題で、海外の企業データをメインに引っ張ってきているので、あまり営業活動で使おうとするのはお勧めしないなぁといった具合です。
このタブはほとんど開かないんじゃないかなと思います。
5. プロパティー分析

使われていないプロパティーを見つけて整理したり、データの入力率が低いプロパティーを特定したりするのに役立ちます。
HubSpotが最初から用意しているプロパティーも対象になるので、画像のように全くデータが入っていないと指摘を受けることもあります。
こういったプロパティーは分析においてノイズになるので、自分たちでつくったプロパティーは特定のグループ群にまとめて、それぞれのグループで確認するのが良いと思います。
利用できるプランと注意点
データ品質ツール自体はStarterプラン以上で使えますが、一部の機能はData Hub ProfessionalやEnterpriseでしか使えません。たとえばエンリッチメント機能やプロパティーの異常検知はProfessional以上になります。
ただこのためだけにData HubのPro以上を契約するという方はいないと思いますので、HubSpotと相性のいい重複管理ツールも使いつつ、管理していくのが良いと思います。Koalifyとかであれば、ワークフローで一括変更ができたので役にたつかもしれません。
(Data Hub Proはデータスタジオとかカスタムコードなどいい機能がありますが、重複管理のためだけに使うには高すぎるって意味です。)
データのマージなどの作業は神経使う部分なので、完全に自動化できればいいですが、確認できたやつだけセグメントに入れて一括で更新させるものだけに利用するでもいいかもしれません。気軽にマージしちゃいましょうよ、とか言って事故ったら目も当てられないし、胃がキリキリするので...。
CRMのデータがきれいに保たれていると、マーケティングの施策もセールスのアプローチも精度が上がります。「いつかやろう」と思っていた方は、この機会にぜひデータ品質ページを覗いてみてください。
