メールマーケティングのダークモード対策
昔のことですが、女性に「男の人ってスマホをダークモードで使ってるけどなんで?かっこいいから?」と聞かれたことがありました。僕自身としては、かっこいいとかではなく目に優しいからダークモードにしているのです。ほんとですよ?
私個人の情報なんて非常にどうでもいいですが、これがメールマーケティングの話になると少しめんどくさいことになるのです。
HubSpotでメールを作成する際、テンプレートをカスタマイズしていない限り、背景は白(あるいはグレーなど)にしている企業様がほとんどではないでしょうか?
そしてプレビュー、テスト送信で検証してもPCのGmail画面は白だからダークモードでどう見えるのかまで確認しきれていないのではないでしょうか?
例えば、ロゴの画像に白背景のものを使ってるとダークモードにした時にダサく見えてしまいます。ダークモードのテストをしておかないと思わぬところでイメージダウンを招いていることに気付かない恐れがあります。
そこでHubSpot編集画面の[表示オプション]です。ここではダークモードでどのように見えるかを確認することができます。
ただし、ここで確認したらもう安全かと言うとそうでもありません。というのも、メールクライアントによってレンダリング(表示)の処理方法が異なるように、メールの見え方も異なってきます。
以下はメールマーケティングのサービスを提供しているLitmusが公開しているメールダークモードのメールクライアントサポート表(2023年10月時点)の一部です。
Gmail アプリや 一部Outlookでは、ダーク モードのカスタマイズが制限されているため、どのように見えるかは可能であればテストしておいた方が良いでしょう。表全体が見たい方は下記よりご覧いただけます。
Ultimate Guide to Dark Mode [+ Code Snippets, Tools, Tips from the Email Community]
https://www.litmus.com/blog/the-ultimate-guide-to-dark-mode-for-email-marketers
全部をテストしようとするのは非常に面倒なことですが、Marketing HubのPro以上をご契約の方は先ほどのダークモードに加えてEメールクライアントごとの受信トレイでの見え方を確認できる機能が利用できるので、ぜひそちらをご利用ください(ダークモードの確認自体は無料プランから利用できます)。
この機能については、以下の解説記事が参考になると思います。
Eメールのプレビューと最適化
https://knowledge.hubspot.com/ja/marketing-email/how-can-i-optimize-my-email-for-mobile-devices
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ダークモードでの確認は日常の配信業務の中では、見逃されやすい部類だと思います。私自身、普段の配信ではあまり気を配れていないと思います。ただ最適化を怠ると、メールの見栄えが悪くなってしまい、読者の方に良い印象を持たれません。
顧客とのコミュニケーションを育む場として、エンゲージメントを高める場としてメールを利用するためにも、今後の大事なキャンペーン施策を取り組む際には意識して取り組んでみてはいかがでしょうか?
