Skip to content
All posts

HubSpotで年齢を管理・更新する方法

toCのビジネスをしている場合、誕生日・月で施策を行うことがあると思います。その際に必要なデータをHubSpotでどう管理するのかを説明する記事となります。

取得する時は生年月日(not 年齢)

HubSpotで管理する際、顧客から取得する情報は生年月日にしましょう。年齢は避けてください。理由としては年度更新が面倒だからです。

HubSpot内での年齢管理は、誕生日(生年月日)を聞いた上でHubSpot内のワークフロー(あるいは外)で処理を行います。

今回はその処理はしたものとして、年次でどう年齢を更新していくかを説明します。

ワークフローで年齢を更新

「毎年、誕生日になったら〜する」を行うには、ワークフローの登録トリガーで「スケジュールに従って自動的に登録をトリガー」にして以下を設定します。

  • 更新頻度:年次
  • 日付プロパティ:誕生日(生年月日)
  • 登録タイミング:当日
  • 時刻:午前

ワークフローの登録トリガーで「年次」を設定

次に、ワークフローのアクションにて「プロパティー値の増減」を選択し、年齢のプロパティーに数値を1増加させるように設定します。これで毎年、何もしなくても自動で年齢が更新されていきます。

hubspot_age_workflow002x

 

 

 

(備考)HubSpot内で誕生日・生年月日から年齢を出したい場合

HubSpotで、誕生日・生年月日(日付プロパティー)から年齢(数値プロパティー)を処理して出したい場合は、Operations HubというHubのPro以上を契約する必要があります。

(...契約中・予定という設定で進めます)

データを諸々格納するプロパティーが必要になるので、ワークフロー作成の前にいくつか作成します。下記は、あくまで例なので名前や内部名は各自、適切なものを利用ください。

ワークフローで使用したコンタクトプロパティー例

名前 内部名 形式
年齢 age 数値
今日の日付 today_date 日付入力
生年月日 birth_date 日付入力
num型-今日の日付 num_today_date 数値
num型-生年月日 num_birthdate 数値

そして、以下の処理をワークフローで行います(Operations Hubはこの中のワークフローアクションで必要となっています)。

  1. 日付プロパティーを数値型プロパティーに変換
    • ワークフローアクション:データを書式設定
      ※書式設定したプロパティーの値を格納するため、別途格納用のプロパティーが必要。上記参考にしてください。
      使用関数:unixtimestamp参考|HubSpotナレッジベース
  2. カスタム式で数値型プロパティーから年齢を算出
    • ワークフローアクション:データを書式設定-カスタム式
      • 今日の日付から生年月日を引く
      • (必要な場合)ミリ秒単位を秒に戻す
      • 31536000(または31557600)で割る

上記をやれば、おそらく問題なく年齢が出力されるはずです(もしかすると、今は計算プロパティーを使うことでOperations Hubを使わなくてもいけるかもしれません。ダメだった場合はこっそり教えてください...)

 

さて、ここで使ったOperations Hub。HubSpotのデータマネジメントを本格的にやりたい、HubSpot内部でできる自動化の範囲を広げたいといった場合には非常に有効です。
ただ製品ページを見てもらえば分かりますが、単体で月額96,000円します(執筆当時)。

もし使いたい場合は、単体で契約するのではなく、Professional Customer Platformを契約することをお勧めします。